実務では、会議室や機材のレンタルなどの予約管理が必要な場面も多く、そこで予約システムを活用することができます。
設計された予約システムは、このように機能します。 まず、予約したい日付を選択すると、予約物(会議室)を予約可能な時間が表示されます。

予約物を選択したら、予約したい時間をクリックし、右側のウィンドウに備考(オプション)を入力し、「予約」をクリックします。

他のユーザーも予約する場合、前回の予約状況を確認でき、すでに予約されている時間帯を選択することはできません。

予約システムを利用するには、テンプレートリストの管理カテゴリにある会議室管理や会議室管理(一般公開)のテンプレートを直接インストールし、さらに好みのデザインに修正するか、自分でフォームを作成する方法があります。詳細な手順については、こちらをご参照ください。
シートを一から作成する場合は、以下のフィールド設定を参照してください。
1. 予約者:予約者は、4種類のフィールドをサポートしており、状況に応じて選択してください:
(1) ユーザーフィールド:内部/外部ユーザーのみに予約を制限したい場合、デフォルト該当ユーザーの設定を合わせることで、予約時にデフォルトで自分の予約にすることができます。 予約者フィールドタイプがユーザー選択の場合、自分の予約の時間帯は赤、他の人の予約の時間帯は青で表示されます。
(2) メールアドレスフィールド:アカウントを持たないユーザーでも予約ができます。アカウントを持たない、またはログインしていないユーザーの予約を許可するように設定した場合、ゲストユーザーのメール認証を有効にすることで、予約情報をユーザーのメールアドレスに送信することができます。
(3) 自由入力フィールド:アカウントをお持ちでないユーザーによる予約を許可しますが、メールフィールドと異なり通知機能はありません。
(4) リンクフィールド、選択肢フィールド:リンクソースフォームまたは選択肢リストに存在する内部/外部ユーザーのみが予約できます。
2. 予約物:予約の対象、選択肢とリンクフィールドをサポートしています。例えば、会議室、レンタル設備、コース、スタッフ(会議の予約)、マッサージ、医療予約などです。
3. 開始時間:予約開始時刻は、日付フィールドのみがサポートされています。 形式は、yyyy/MM/dd HH:mm:ss のように、日付と時間を含む必要があります。
4. 終了時間:予約終了時刻は、日付フィールドのみがサポートされています。 形式は、yyyy/MM/dd HH:mm:ss のように、日付と時間を含む必要があります。
5. 備考:自由入力フィールドがおすすめ、借用理由や注意事項などを記入することができます。

予約シートでレポートを作成・閲覧できるようにするには、元となるシートへのアクセス権と、機能アクセス設定内のレポートの作成&表示機能を付与する必要があります。以下は 2 つの利用シナリオです。
1. 内部ユーザー/外部ユーザー: 予約シートに対して、内部ユーザーグループと外部ユーザーグループの両方にアクセス権を付与してください。
2. アカウント未所持ユーザー・未ログインユーザー: アカウントを持っていない、またはログインしていない利用者にもアクセスを許可したい場合は、Everyone グループにアクセス権を付与してください。
アクセス権は、用途に応じて アンケートユーザー、掲示版式ユーザー、管理者 のいずれかに設定できます。
予約システムを作成すると、以下のページが表示されます。

アクセスできるのは、SYSAdmin と グループ管理者 のみです。
これは、ユーザー自身が設定・作成できる通常の Ragic レポートとは異なり、予約システムではユーザーは 設定済みの内容に基づいて予約のみ行える 仕様になっているためです。
設定項目は、フィールド設定 と レポート設定 に分かれています。
画面上部の「設定を隠す」をクリックすると設定エリアを非表示にでき、「設定を表示」をクリックすると再び開くことができます。


シート内で必須となる 5 つのフィールド(予約物、開始時刻、終了時刻、予約者、備考)を選択します。これらはシート設計に必ず含まれている必要があります。

カスタムフィールドを追加することもできます。利用可能なフィールドタイプは以下の通りです:自由入力、数値、日付、電話、メール、選択フィールド。追加したフィールドは右上のXをクリックして削除できます。

フィールドはドラッグして表示順を調整できます。
レポート設定では、予約時間に関する各種設定を行うことができます。
![]()
開始時間の間隔長さ: 1 回の予約枠の時間長を設定します(例:15 分、30 分、60 分)。

既存の選択肢がニーズに合わない場合は、「カスタム」の間隔も設定できます。
たとえば、1 回の予約枠を 2 時間に設定することも可能です。

毎週選択可能日と毎日予約可能時間帯:
各週・各日の予約可能時間を設定します。「基本設定」と「カスタム設定」に分かれています。
時間は会社設定の「会社の現地時間帯」に基づきます。
1. 基本設定:
以下の設定が可能です:
(1)「毎週選択可能日」:月曜〜日曜のうち、予約を受け付ける曜日を選択します。

(2)「毎日予約可能時間帯」:1 日の予約可能時間枠を設定します。「+」ボタンで時間帯を追加できます。

2. フレキシブル設定:
さらに複雑な設定が可能です:
(1)「曜日ごとに異なる利用可能時間を設定」:
「+」ボタンで時間枠を追加します。
たとえば、月・水・金は午前と夕方、火曜は午後のみなど、曜日ごとに異なる時間帯を設定できます。

また、特定の曜日の設定を行った後、以下のアイコン![]()
をクリックすると、同じ設定を他の選択した曜日に適用できます。

(2) 特定の日付を「営業日」または「休業日」として設定できます。
例えば、12/3(水)が祝日の場合、その日は予約不可に設定します。

「新規」をクリックすると、複数の日付を設定できます。

すべての設定が完了したら、画面下部の レポートを作成 をクリックし、レポートを保存 して、ユーザーが予約システムを利用できるようにします。
また、ユーザーが予約を行えるページに レポートを埋め込む ことも可能です。

ユーザーは、レポートタブから、または 埋め込みレポート のページや URL を通じて、作成済みの予約システムレポートにアクセスできます。

予約システムに入ったら、まず左側のセクションから日付を選択します。背景がグレーの日付は、その日がすでに満席で予約できないことを示しています。また、過去の日付は表示されません。

日付を選択したら、右上のエリアから予約したい項目を選択します。矢印をクリックすると予約物を切り替えられます。

デフォルトではすべての予約項目が表示されています。
上部の「全部の項目の選択をキャンセル」をクリックすると、いったん全ての選択を解除し、改めて選択し直すことができます。
一部の項目を未選択にすると、上部の表示が「全部の項目を選択」に変わり、選択をリセットできます。

予約物と時間枠を選択すると、次の画面が表示されます。「終了時間」を選択し、「予約者」、備考欄、その他のカスタム項目を入力できます。設定が完了したら、予約を作成をクリックします。

また、「開始時間」および「終了時間」の編集や、対象項目の「予約をリセット」も行えます。
別の項目を選び直したい場合は、「この日のスケジュールを見る」をクリックして前の画面に戻ることができます。

予約が完了すると、操作方法は 内部ユーザー/外部ユーザー と、アカウントを持たないユーザー(未ログインユーザー) で異なります。
1. 内部ユーザー/外部ユーザー: 予約された時間枠は赤色で表示されます。また、ユーザーのアクセス権限に応じて、他ユーザーの予約がどのように表示されるかが変わります。
(1) アンケート式ユーザー の場合、他のユーザーの予約は灰色で「予約済み」とだけ表示され、予約者名は表示されません。

(2) 掲示板式ユーザー以上 の場合、他ユーザーが予約した時間枠は青色で表示され、予約したユーザー名も表示されます。

予約した時間枠をクリックすると、予約内容の更新ができ、「更新」をクリックして保存できます。予約を取り消したい場合、または予約した項目や時間枠を変更したい場合は、「予約をキャンセル」をクリックして新しい予約を行ってください。
2. アカウントを持たないユーザー、またはログインしていないユーザー:
初回の予約時のみ、予約内容の確認および編集が可能です。ブラウザウィンドウを閉じた後に再度予約システムへアクセスしても、以前の予約内容を編集することはできません。予約は「予約された」と表示され、クリックするとアクセス権がありませんという通知が表示されます。
再度予約内容を変更する必要がある場合、SYSAdminが手動で修正するほかに、ゲストユーザー用メール認証を有効にすることで、一時的に予約内容を確認・編集できるアクセス権を付与できます。通知メールのリンクから予約ページにアクセスしたユーザーは、以前の予約内容を一時的に編集できるようになります。
以下の記事で、予約システムの応用についてさらに学ぶことができます:
1. 会議室管理
レポート設定では、フォント・サイズ・枠線などのスタイル設定、フィルター設定、アクセス権限などを調整できます。