手動での入力だけでなく、数式・リンクと読み込み・データコンバート・インポートなどでデータを入力する際に、次のような問題が発生することがあります。
「セルに入力したのに、保存後にフィールドが空のまま。」
「Excel ファイルをインポートして新しいシートを作成したが、シートは作成されたのにデータが表示されない。」
「Excel ファイルには正しいデータがあるのに、特定のフィールドの値だけ正しくインポートされない。」
このような場合は、まず以下のよくある原因を確認してみましょう。
データが保存されなかったフィールドのフィールドタイプやフィールドの書式設定を確認してください。 入力した値がフィールドタイプと一致しない場合、システムがその値を保存できないことがあります。
たとえば、フィールドが画像アップロード、ファイルアップロード、または日付に設定されているのに、文字列を入力した場合、正しく保存されません。
この問題はまれですが、デフォルトのフィールドタイプである自由入力を、設計やテストの過程で誤って数値・日付・ファイル/画像アップロードなどの制限付きタイプに変更してしまうと、形式が一致しない値は保存されません。
もう一つよくある原因は、選択タイプのフィールドに関するものです。 たとえば、選択フィールドに A・B・C という選択肢が設定されている場合、ユーザーはその中からしか選べません。
選択フィールドでは「入力して検索(オートコンプリート)」が可能ですが、リストに存在しない「D」を直接入力したり変換しても、システムはその値を保存しません。
同様に、他のシートから選択フィールドでも同じ仕組みが適用されます。
たとえば、「注文」シートの「顧客 ID」フィールドが「顧客」シートの顧客 ID(1〜10)とリンクしている場合、存在しない顧客「11」を入力しても保存されません。
注意:
選択フィールドで「ユーザーによる選択肢の追加を許可」が有効になっている場合、リストにない値を入力することで新しい選択肢を追加できます。
一方、他のシートから選択フィールドでは、適切なアクセス権を持つユーザーが、リンク先シートのポップアップ画面から新しいレコードを直接追加できます。
この手順を踏まない場合、リストに存在しない値を入力しても保存されません。
フィールドに入力チェックが設定されている場合、入力内容が条件を満たさないと保存がブロックされます。 フィールドの設定を確認するか、保存時に表示されるエラーメッセージをチェックして問題を特定してください。