デフォルト値は、基本的に数式、自動生成フィールド、リンクと読み込みと同様に、「新規レコード作成時」にのみ発動する仕様です。これは、レコード作成時に最初の値を自動入力するために設計されています。
ほとんどの場合、既存レコードの編集時にはデフォルト値は適用されません(特別な設定をしない限り)。
例:
シートAのフィールドにデフォルト値を設定した場合、手動で新規レコードを追加する時や、レコードコンバート機能を利用してレコードを作成した時に、自動的にデフォルト値が入力されます。
しかし、レコード作成後にデフォルト値を設定した場合、既存データを編集してもそのデフォルト値は適用されません。
また、他の方法でレコードを作成・更新した場合も、デフォルト値が適用されないことがあります。
フィールドに期待通りのデフォルト値が表示されない場合は、以下のシナリオを確認し、適切に設定を調整してください。
もし対象のフィールドにこれまでデフォルト値が設定されておらず、既存レコードに空欄がある場合、新たにデフォルト値を設定しても自動では反映されません。
この場合は、空値自動入力をクリックすることで、既存データにデフォルト値を適用できます。
シートにデフォルト値が設定されていても、インポートやアクションボタンなど、手動入力以外の方法でレコードが作成・更新された場合は、別途設定が必要です。デフォルト値を正しく適用させるには、以下の設定を有効にしてください。
1. インポート時の設定 :データインポートの際、インポートの高度な設定で「デフォルト値を入力」にチェックを入れてください。
2. 他のフォーム内のフィールド値を更新するアクションボタンの設定:他のフォーム内のフィールド値を更新アクションボタンを設定する際、高度な設定で「目標フォーム内のフィールドのデフォルト値を読み込む」または「このフォーム内のフィールドのデフォルト値を読み込む」にチェックを入れてください。
一部のデフォルト値は特定の条件下でのみ動作します。たとえば、$SEQ(連番自動採番)のデフォルト値は子テーブルフィールドでのみ使用可能で、独立フィールドでは機能しません。独立フィールドで連番を使用したい場合は、自動生成フィールドをご利用ください。