通常、1 件のレコードに複数の子テーブルフィールドが含まれますが、レイアウト上の制約により、子テーブルフィールドをリストページに直接追加することは現在サポートされていません。
ただし、以下の代替方法をご検討いただくことで、目的に応じた運用が可能です。
子テーブル内のデータを追加したり、複数のレコード間で関連情報を一覧表示したい場合は、子テーブルから新しいフォームを作成することで、子テーブルのレコードを独立したシートとして管理できます。 新しいシート上では、データの閲覧・編集・追加が自由に行えます。 元のシートから他の情報も必要な場合は、元フォームのフィールドを新規作成することができます。 この方法は、すべての子テーブルデータへ素早くアクセスできるだけでなく、子テーブルの行数が多くなった場合のパフォーマンス低下の予防にも効果的です。
たとえばプロジェクト管理などで、最新の進捗情報をリストページに表示したい場合は、独立フィールドを追加し、子テーブル内の最新行の値を返すLAST()関数を使うことで実現できます。
例:
このように取得したフィールドをリストページに追加すれば、子テーブルの最新情報を簡単に一覧表示することができます。
先ほどのプロジェクト管理の例のように、リストページ上で子テーブルの情報をまとめて確認したい場合は、子テーブルフィールドと文字列系の数式を組み合わせて、必要な情報を統合する方法があります。
たとえば以下のように設定します:
次に、独立フィールドをもう一つ追加し、UNIQUE() 関数を使用して情報をまとめます。
下記の例では「日付+進捗」フィールドを改行(\r\n)で区切って表示しています:
こうして作成した統合フィールドをリストページに追加することで、子テーブルの内容を1セルに集約して一覧表示できます。
注意:
この方法は、数式によって子テーブルの情報を「表示用にまとめる」ものであり、元データを編集する場合は、引き続き子テーブル側で操作を行う必要があります。