シート設計において、計算式は数値計算だけでなく、文字列の結合にもよく使用されます。
特殊文字「\」を使うことで、フィールド内の文字表示形式を調整できます。以下では、計算式内で「\」を使用する代表的な方法をご紹介します。
例:A15 + "\t" + A16
「宛先」と「配送先住所」の間にタブスペースを挿入します。

例:A15 + "\n" + A16
「宛先」と「配送先住所」を2行に分けて表示します。

特定の子テーブル内の各行データを、別のフィールドに改行付きで表示したい場合は、以下の手順で設定してください。
1. 子テーブル内に新しいフィールドを追加します。
2. 対象フィールドの値を「\n」の改行文字で結合する計算式を設定します。

各行の値は、フィールド内で別々の行に表示されます。

"\"は特殊な機能を持つ文字なので、数式でフィールドに入力したい場合は、数式で"\\" を参照する必要があります。 例えば、A1のフィールド値が “a/b/c” で "/" を全て "\" に置き換えて "a\b\c"にしたい場合、計算式は SUBSTITUTE(A1,"/","\\")と設定する必要があります。