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複数のレポートを活用した売上データの分析

内容

製品別の販売数量を分析する

営業担当者ごとの製品販売状況を分析する

特定期間の売上金額を分析する

複数のグラフ形式を1ページで表示する

大量の受注データを管理していて、月次の売上レポートを作成したい場合──たとえば製品別の売上ランキング、チャネル別の売上集計、営業担当者の成績評価など──Ragic に搭載されているレポート機能が大いに役立ちます。

これらのレポートは、製品の販売状況に関するインサイトを提供し、チームがデータに基づいた的確な意思決定を行うのを支援します。ただし、レポートにはそれぞれ異なる用途があるため、ビジネスシーンに応じた最適なレポート形式を選ぶことが重要です。以下では、代表的なシナリオとそれに適したレポート形式をご紹介します。

製品別売上数量の分析

売上注文を分析する最も一般的な方法のひとつが、販売数量に基づいて製品をランク付けすることです。これにより、売れ筋商品や人気のない商品を素早く特定でき、商品構成の見直しやマーケティング資源の配分に役立つインサイトを得られます。

このようなニーズには、「ランキングレポート」の活用を強くおすすめします。

なお、Ragic では多くの売上注文データが、以下のように子テーブルに販売数量の情報を保存しています:

ただし、Ragic では現在、子テーブルから直接レポートを作成することはできません。

そのため、まず子テーブルから新しいフォームを作成する必要があります。

これにより、各注文商品が「注文明細」シートで独立したレコードとして変換され、このシート上でランキングレポートを作成できるようになります。

もし、販売注文データがすでに「注文明細」シートのように、各レコードが1つの商品の情報のみを含む構成になっている場合は、子テーブルから新しいフォームを作成する必要はありません。

この場合、商品の販売数量に基づいて商品名のランキングを分析したいため、以下のように設定を行います。

各商品の販売数量を相対的な割合で確認したい場合は、円グラフを選択することで、各商品の販売数量を視覚的に表現することも可能です。

売上金額による商品の販売分析

販売数量ではなく、売上金額ベースで上位商品を分析したい場合もあります。単価の高い商品は販売数が少なくても、売上や利益に大きく貢献することがあり、数量ベースとは異なる視点でのインサイトを得られます。

商品の売上金額で分析したい場合は、ランキングレポートで「数量」を「小計」に切り替えるだけで対応できます:

「ランキングレポート」では、販売数量と売上金額の順位を切り替えて表示できますが、両方の情報を同時にひとつのレポート画面で確認したい場合は、「グループ化レポート」を使用するのがおすすめです。

グループ化レポートなら、複数のフィールドを同時に表示できます。

営業担当者別の売上分析

販売数量や売上金額による製品別の分析に加えて、「ランキングレポート」を使えば、どの営業担当者の成績が最も良かったかを確認することもできます。「ランキング対象フィールド」を「営業担当者」フィールドに変更するだけでOKです。

販売チャネル別売上実績の分析

商品が実店舗とECチャネルの両方で販売されており、どのチャネルが最も成果を上げているかをレポートで把握したい場合は、「チャネル」フィールドを基準にランキングレポートを作成することで分析できます。

販売チャネル別売上実績の分析

商品が実店舗とECチャネルの両方で販売されており、どのチャネルが最も成果を上げているかをレポートで把握したい場合は、「チャネル」フィールドを基準にランキングレポートを作成することで分析できます。

営業担当者別 × 商品別の販売実績の分析

営業担当者ごとの売上貢献だけでなく、各営業担当者がどの商品をどれだけ売ったかまで詳しく比較したい場合は、「ピボットテーブル」を活用するのがおすすめです。

ピボット分析では、縦軸と横軸に複数の条件を設定してデータを分析することができます。

たとえば、各営業担当者が販売した複数商品の販売数量を確認したい場合は、横軸に「営業担当者」、縦軸に「商品名」を設定します。

複数のフィールドにわたる詳細な内訳を確認したい場合は、「グループ化レポート」の使用がおすすめです。

たとえば、各営業担当者が販売した具体的な商品と、その商品が販売された受注情報を確認したい場合は、「営業担当者」と「商品名」をグループ化フィールドに設定します。

特定期間の売上高を分析する

前述の「商品別売上ランキング」や「営業成績」の例では、すべての期間を対象とした分析でした。しかし実際には、特定の月の売上や四半期ごとのパフォーマンスランキングなど、特定の期間に絞ったデータを確認することがよくあります。

これにより、異なる期間での実績を比較することが可能になります。

ランキングレポート:左上で期間を指定

ランキングレポートでは、左上で集計対象の期間を設定できます。設定された期間のデータに加えて、前月や前年同月との比較も自動的に表示されます。

たとえば、今年1月の売上高を確認したい場合は、左上で「2025年1月」を選択します。すると、2024年12月(前月)および2024年1月(前年同月)との比較を含めたランキングが自動的に生成されます。

ただし、四半期やカスタム期間など、より柔軟な開始日・終了日を設定したい場合は、 任意の期間でレポートを作成することを検討しましょう。

グループ化レポート:日付フィールドをグループ化項目として設定し、日別の売上を確認

商品名と受注日をグループ化フィールドに設定することで、時間軸に沿った商品の売上や売上金額を一覧で確認できます。不要なフィールドは「表示フィールド」の設定から除外可能です。

ピボットテーブル:日付フィールドを追加して月別・四半期別の売上を集計

ピボットテーブルを利用し、列フィールドを「商品名」、行フィールドを「受注日」に設定することで、商品の売上データを月単位・四半期単位・週単位・日単位など、希望の期間ごとに柔軟に集計・表示できます。

カスタム期間のレポートを作成する方法

たとえば「12月1日から翌年1月12日まで」といった特定の期間でレポートを作成したい場合は、まず対象となる期間のレコードのみを表示するようにフィルターをかけます。その後、目的に応じたレポート(ランキングレポート、グルーピングレポート、ピボットテーブルなど)を選択・作成することで、任意の期間に対応した分析が可能になります。

また、レポートを保存する際に、特定の期間に絞ったフィルター条件を設定することも可能です。保存後は、その条件に基づいて自動的に該当期間のデータが表示されるようになります。

複数のグラフを1ページに表示する

ランキングレポートでは、円グラフで割合を示したり、折れ線グラフでデータの推移を確認したりすることができますが、これらは基本的に1種類のグラフや分析しか表示できません。複数の異なるグラフや分析をひと目で確認したい場合は、Ragicのウィジェット機能を使うことで、1ページにまとめて視覚的に表示することが可能です。

たとえば、「受注明細」シートの製品別受注数、受注金額の推移、営業担当者別の実績を、「受注」シート上に小型グラフとして並べて表示することで、さまざまなデータの傾向を一目で把握できます。

複数のグラフを1つのシート上に表示できるだけでなく、ウィジェットは別シートのデータも表示できるため、現在のシートの情報に限定されません。たとえば、「受注明細」シートのデータを「受注」シートにウィジェットとして挿入することで、異なる情報源を並べて表示することが可能になります。

さらに、ウィジェットの配置は非常に柔軟で、グラフをシート内の任意の位置に配置できるため、視認性・利便性ともに優れた機能です。

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